中国製の安価なシティサイクルでも、主要な部品はシマノあたりを使っているからか、たいしてメンテをしていなくても長いこと普通に乗れてしまう。
ぼくの場合、通勤、通学に酷使しているわけではないけど、普通に雨ざらしだし、シティサイクルに関しては、チェーンのクリーニングもほとんどしたことがない。
とは言っても、購入してかれこれ6年が経過したぼくのシティサイクル。さすがにチェーンがサビサビになってきた。普通に考えてチェーンの交換時期はとっくに過ぎているけど、こんなサビサビの状態でも異音は鳴らないし乗っていても特に違和感を感じない。。。
それでも、サビサビのチェーンは見るからに、そのまま走っていたらだめそうなので今回、交換してみることにした。
チェーン交換に必要なもの
交換と一口に言っても、自転車屋さんに依頼するパターンと、自分で交換するパターンがある。
自転車屋さんに依頼するとチェーン代に加えて工賃が発生する。
対して、自分で交換する場合、チェーンはネットで買ったほうがリアル店舗で購入するより安く手に入る場合が多いし、工賃にいたっては無料。
ただし、自分でやる場合、チェーン以外にも必要になる道具があるので、持っていない場合は、それらを購入する費用がかかってくるので、初回の整備はそこまで安くならないかもしれない。
とは言え、チェーンの交換自体、そんなにむずかしい作業ではないので、自転車の整備自体を楽しみたい人や、複数の自転車の整備をする必要がある人は自分でやってみたら良いと思う。
なお、自身でチェーン交換、および整備を行う場合、整備マニュアル本を熟読するなどし、自己の責任において取り組みましょう。
自転車チェーン
当たり前だけど新品のチェーンは必須。雨ざらしの環境なら防錆加工されたチェーンを選択するのもありだけど、チェーンはサビ以前に摩耗するので、安価なチェーンを定期的に交換したほうが良いと思う。
チェーンは変速の有無、段数、などによって適合するチェーンが異なるので購入する際は要確認。「サイクルベースあさひ」のウェブサイトが参考になる。
チェーンカッター
古いチェーンの取り外しと、新しいチェーンのコマ数を調整するために、チェーンカッターも必須。
このCT-03Rは、程よいサイズ感で、ほとんど力を使うことなく簡単にチェーンカットできる。
また、付属のチェーンフックはチェーンを一部固定できるので、チェーンのカット時や、チェーンの結合時に重宝するので必ず手に入れたい。
このモデルは最大で11速のチェーンまで対応しているので、11速のロードバイクを持っている、あるいはこれから買うかもしれないなんて人にも特におすすめできる。
もっとも肝心なのは、カットするチェーンにチェーンカッターが対応している必要があるので、予算や使い勝手はもちろんのこと、使用するチェーンに適合した製品を選択してほしい。
チェーンオイル
自転車乗りであれば、チェーンオイルの1本や2本は必ず持っているはずだけど、一応載せておく。
よくクレ556で代用してしまう人がいるけど、あれは自転車のチェーンにはよくないと言われているし、そもそも専用品を使ったほうがいいに決まっている(クレも別でチェーンオイルを販売している)。
新品のチェーンはメーカーによって、グリスでベトベトになっているものと、ほとんどカラカラの状態のものがあるので、状況に応じて注油したい。
ぼくも、せっかく新品のチェーンに交換したので、今後は定期的に汚れを拭いて注油してこうと思っている。。。
最後に
今回、ぼくはチェーン交換と同時に後輪のタイヤ交換も行なった。
後輪は前輪と違って、車輪がチェーンと組み合わさっているので同時に作業すると、若干タイヤ交換の作業が楽になる。
ぼくのようにチェーンが錆びるまでメンテを怠っている人は、タイヤやブレーキシューなど、他の消耗パーツも減っている可能性があるので、一度見てみて欲しい。
それにしても、近所の移動にちょこちょこ使っているだけの自転車なので、そんなに消耗している実感はなかったんだけど、いつのまにかあちこち減っているものだ。
今回の整備はチェーンと後輪のタイヤ交換に留めたけど、
理想を言えば、チェーンリングやらスプロケットやら、BBやら、ワイヤー類やら、ほとんど全部をオーバーホールしたほうがいい時期に来てるのかもしれないけど、さすがにそれ全部をやるとなると、いっそ買い変えたほうが安くて早いってことにもなる。
とりあえず、この自転車はちょい乗り用途なので、ブレーキ類など安全に関わるパーツをちょこちょこリフレッシュしながら、もうしばらく乗り続けたい。