S15シルビアの定番カスタムのひとつとして、アクセル/ブレーキ/クラッチペダルを日産純正のアルミのモノに交換することが「みんカラ」等で紹介されているけど
フットレストに関しては、なかなかしっくり来るものがないと思う。
それに、そもそもS15の純正フットレストの位置は、左右非対称というか、アクセルペダルを軽く踏んでいる状態の右足と、フットレストに足を置いている左足との位置関係(奥行き)がかなり違うのだ。
最近の車は左右対象に近くなっているものがあるらしい
最近、車の買い替えを検討する機会があり、いくつかの車に試乗してみたのだけど、噂のとおり、アクセルペダルとフットレストが左右対称に近かった。
考えてみれば人間の姿勢と言うのは左右対称でバランスのとれた状態がいいに決まっている。
少しでも良い姿勢で運転することができれば、長距離ドライブも快適かつ疲労が少なく、ひいては事故の回避にも繋がるはずだ。
今までフットレストの位置なんて気にもしてなかったけど、そういえばS15のフットレストはクラッチよりもずっと奥にあるのでクラッチ操作をする度、左足をおもいっきり持ち上げないとクラッチを踏むことができなかった(すっかり慣れてしまっていたけど)。
あるいは、別のオートマチック車を運転している場合、フットレストが遠すぎるのでフットレストよりだいぶ手前のフロアのどこかに適当に左足を置いている。それもだいぶ力を入れて踏ん張っていることがよくあった。
車は変えずにフットレストを変えてみた
さて、S15シルビア(1999〜2002年)はとっくの昔に絶版車なんだけど、2017年11月にプロトより、S15に対応したフットレストバーなる商品が発売された(当然シルビア以外の車種適合のフットレストバーも多数ある)。
このフットレストバーの良いところは、まずS15純正のプラスチッキー(樹脂?)な野暮ったいフットレストをメタルで精悍な雰囲気に変えてくれるところだ。
さらに、こいつが優れているのは見かけだけではまったくなく、身体を左右差の少ない姿勢に近づけ、ドライビングポジションの最適化に寄与してくれる。
シルビアの場合、取り付けは交換ではなく、純正フットレストの上にフットレストバーが乗った状態になる(要穴あけ加工)。
さっそく取り付けた状態で運転してみると、「なるほど」これはよく設計されている。
アクセルペダルを少し踏んでいる右足と、フットレストバーに置いた左足がまったく同じと言っていいくらい、シンメトリー(左右対称)なのだ。
前述したクラッチを踏む動作もずっとスムーズになった。
ただ、取り付けたばかりでなれない頃は、今までと足元の環境が変わるため、「どっちがフットレストでどっちがクラッチだっけ??」と少し慌てることがあった。
また、革靴など靴の外周や形状によっては、フットレストバーが靴に当たって、足元が窮屈になった気がするし、慣れの問題もあるかもしれないけど、場合によっては危ないかもしれない。
とはいえ、そもそも、特にMT車の場合、運転に向いた靴でペダル操作するべきなので、靴の選択には今まで以上に留意しようと思う。