最近のロードバイクはフレームがアルミ製でも、フロントフォークにカーボンを採用していることが多いので注意が必要です。エントリークラスのアルミロードでも、カーボンフォークを多く採用しています。
カーボン素材は外側からの衝撃に弱く、立て掛けておいたバイクをうっかり倒してしまった時に突起物にぶつけてしまうと、それだけで致命的なダメージを受けてしまうことがあり、一発でフレームやフォークの交換を迫られることになります。
フレームにしろ、フォークにしろ、ライド中に破断すると、かなり危険なことになるので、カーボンを採用したロードバイクの取り扱いには、細心の注意が必要になります。
買ったばかりのロードバイクを倒しました
ぼくのロードバイクも、フロントフォークにカーボンを採用したロードバイクに乗っていますが、購入して1週間経過する前に、自宅で倒してしまいました。
これはラッキーだったと言えるのか微妙で、フォークよりも、アルミのフレームが先に小型の棚にぶつかったため、フォークはあと一歩のところで木製の突起物に刺さらずに済みました。
フォークの交換だけでもかなりの出費になるのでよかったと言えるのですが、新品のロードバイクにさっそく傷が入ってしまいました。
しかも、コンパウンドである程度消せるかもと思いましたが、残念なことにぼくのロードバイクの色はマットブラックなので、コンパウンドをかけてしまうとツヤツヤのブラックになってしまう様なので、傷を消すのはあきらめました。
まして、マットブラックが欲しかった訳ではなく、選択肢がブルーかマットブラックだったので、ブラックを選択しただけなんですよ。
転倒させてしまった原因は、クロスバイクを持っていたことで、そこそこ自転車の扱いに慣れてしまっていたこと。
また、ロードバイクの立て掛け方を、きちんと理解していなかったことが上げられます。
今回の転倒の原因は、ハンドルのブラケットのみで立て掛けていたためで、ハンドルが動いてロードバイクが倒れてしまいました。
思い返せばクロスバイクでも同じ方法で倒したことがあります。でも、その時は奇跡的に無傷で済んでしまったんですよね。
しかも、クロスバイクの方はコツを覚えて、今も短い時間であればハンドルだけで立て掛けておくことがよくあるので、それらのことが今回の事態を招いてしまったのでしょう。
やはりハンドルはどうしても動いてしまうので、サドルやリアホイールで立て掛けたほうが安定します。さらに欲を言えば2点以上で支えるべきでしょうね。
また自宅で保管する時には必ず専用のスタンドを用意しましょう。今回はロードバイクを購入したばかりで、ロードバイクの設置方法を検討していた段階で起こってしまった事故でした。こんなことになるなら、もっと早く決めてしまうべきでした。
自宅内での転倒防止にディスプレイスタンド
ということで、今回は、AppleのMacやiphoneのスタンドのような雰囲気もあるシンプルなバイクスタンドを購入しました(ぼくは迷ったあげくブラックにしました)。
リアホイールのハブを、二股になっているスタンドの間に挟むだけなので、スタンドに設置するのも取り外すのも、まったく手間がいりません。
設置した状態は、ロードバイクが地面とほぼ水平の状態なので、一番ロードバイクがかっこよく見えるので愛車をかっこよく保管したい場合には、このスタンドがベストだと思います。
また、スタンド単体でも重量感があって安心感がありますが、さらにスタンドにロードバイクのリアホイールが乗っかる作りになっているので、地震などがあってもバイクが転倒する心配はほとんどないと思います。
最後に
自分のロードバイクやクロスバイクがカーボン製のフレームやフォークを採用している場合は、特に転倒に気をつけ、周囲に危険な突起物のない場所に設置しましょう。
カーボン製のシートポストなど、あきらかにカーボン柄※になっている場合は、素材がカーボンなのか判断しやすいのですが、フレームやフォークの場合、塗装されているので見た目はアルミはカーボンか判断がつかないと思います。
自分のロードバイクにカーボンが使われているかどうか分からない場合は、メーカーのウェブサイトのカタログで確認するか、購入したお店や、メーカーに問い合わせてみましょう。
またフォークが、アルミとカーボンを組み合わせて作られている場合は、カタログを見ても、アルミ製と間違えやすいので注意しましょう。
※カーボン柄で実際はアルミやステンレスという場合もある