パソコン選びは、まずデスクトップにするか、ノートパソコンにするか、という二択から始まります。
また、Windowsか、Macか、という二択も最初に決めてしまいましょう。
あとは自分の環境で必要な性能をざっくり決めればOKです。
デスクトップ or ノートパソコン?
デスクに設置するなど、持ち運ぶことがないならデスクトップがおすすめ。
家の中でパソコンを移動して使いたいなら、15インチ以上のノートパソコンが最適です。
外にガンガン持っていくなら、11~13インチの薄いノートパソコンから選びましょう。
デスクトップパソコンの特徴
モニターと本体が別々なので、モニターの入れ替えが可能(モニターやスピーカーの故障なら、基本的に本体を修理に出す必要がない)。
余裕のある筐体のため、CPU(演算)や、GPU(グラフィック処理)性能が高い傾向にあり、また冷却効率が高いためCPUの性能を十分に引き出せる。
モニターとキーボードが離れているため、長時間利用しても疲れにくいポジションで操作できる。
低価格に高性能を求めるならデスクトップパソコンがベスト。
ノートパソコンの特徴
バッテリー駆動なので、コードレスで使用でき、突然ブレーカーが落ちてもデータが消えない。
場所をとらない。配線がすっきり。コンパクトにしまうことができる。
基本的に消費電力が低い傾向にあるので節電が期待できる。
パソコンで、分からないことやトラブルが起きた時、友人宅やショップに持ち込みしやすい。
性能はデスクトップより劣るものの、4万円程度で普通の用途なら十分な性能を持ったノートパソコンが手に入る。
持ち運びメインなら、アップルのMacBookシリーズや、マイクロソフトSurfaceあたりがおすすめ。
Winodow or Mac?
特にこだわりがなければ、Windowsが無難。
Macの美しさ(外観とシステム)に惹かれるなら、Macを選びましょう。
Windows
Windowsはシェアが圧倒的なのでWindowsを買えば、ほとんど困ることはない。
パソコンの分からないことやトラブルが起きても、ネット上に情報が多いので解決しやすく、周りの人にも頼りやすい。
フリーソフトが充実しているので、かんたんに機能を追加できる。
Winodowパソコンは、あらゆるメーカーが発売しているので種類が豊富、また安い価格から購入できる。
どのメーカーのWindows搭載パソコンを買っても、基本的にWindowsであり、メインのシステム(OS)に変わりはない。
Mac
おなじみのリンゴのマークが特徴。
外観もシステム(OS)も、日本の職人技のような、こだわりを感じる美しいパソコン(実際、Appleは日本の技術をこれまでに利用してきた)。
ハードウェアとソフトウェアを同じAppleが設計しているので、マシンの仕上がりは高次元でバランスされている。
iphoneやipadとの連携を強く意識しており、iphoneユーザーに最適。
Windows機に比べ、本体価格は高めに感じるが、部品の品質を考えれば納得できるレベル。
フェイスブック創設者のマーク・ザッカーバーグ氏もマカー(Macユーザー)だそうですよ。
処理速度
長期的にパソコンを快適に使用するためには、パソコンのスペックをよく確認してから購入するべきです。
主に、CPUとメモリの性能を確認しましょう。
また、ハードディスクの変わりに、SSDが搭載されているパソコンも、処理速度が速い傾向にあります。
CPU
動画や、ウェブサイトを見たり、オフィスソフトで資料を作る程度の用途なら、性能の低いCPUでも事足りるが、
長く快適にパソコンを使いたいのであれば、ちょっと余裕を持ってインテルの「core i3」もしくは「core i5」のCPUを選択すると安心。
実際のパソコンの処理速度を購入前に体験する機会はなかなか無く、ギリギリの性能のパソコンを選んでしまうと後で取り返しがつかなくなるため、余裕のあるスペックが望ましい。
メモリ
今のところ、4GB~8GBあれば、普通の用途には十分。
ただ、最近は4GBだと足りないかもという話もあり、MacBookなど後からメモリを増設することがむずかしいパソコンは8GB以上あると良い。
動画編集など負荷の高い作業を行う場合は、メモリが8GBでも足りないということもある。
SSD
ハードディスク(HDD)と違い、回転するディスクを持たないSSDは、データの読み書きを高速に処理するだけでなく、軽量化や節電効果、またHDDのような振動に弱いという弱点を持たない。
新たな弱点として、書き出し回数に上限があるが、そこまで神経質にならなくても良さそうかと。
また容量はHDDに比べてかなり少なく、MacBookシリーズでも標準は128GB~256GB。
一般的なパソコンなら後からSSDに入れ替えすることも可能(多少の専門知識が必要)。
HDD
ハードディスクの場合、容量は500GBあればだいたい問題なし。
動画を大量に保存する場合などは1TB~好きなだけ必要になる。
とりあえず500GBあたりから始めて、足りなくなったら外付けHDDを増設するのが手軽で良い。
まとめ
今回は、軽めの作業がメインの人のパソコン選びについて目安をご紹介しました。
ぼくは今だにデュアルコア時代初期のAMD製CPUに、3.2GBのメモリ(32bitの限界)でWindows Vistaを動かしていますが、まったく不満のないサクサクな動作を続けてくれています。
また、Windows10など最新のOSが要求するスペックも特に高くなっているわけではないので、ハードウェアのスペックはとりあえず(一般用途に関しては)落ち着いているのが現状でしょう。
とはいえ、ぼくは一度、弱いCPUを積んだノートパソコンを買って思いっきり失敗したことがあるので油断は禁物だと思います。
※実際の処理速度については、個人の求める体感速度や、OS等の仕様状況によって異なるため、欲しいパソコンが決まったら、そのスペックに近いデモ機を見つけてブラウザやオフィスソフトを動かしてみましょう