クロスバイクはロードバイクに比べて、前傾姿勢が少なく比較的、楽にスポーツ走行を楽しめることができるのがウリのひとつなのですが、
それでも、やや前傾姿勢になるクロスバイクは、ママチャリの楽な姿勢とは違うので、腕や肩に疲れを感じることがあります。
前傾姿勢の乗り方にも慣れてしまえば大丈夫とも言えるのですが、それでもスポーツ走行の姿勢と、ママチャリ走行での姿勢では負担が異なります。
例えるなら、前傾姿勢は負荷が高いジョギング、ママチャリは負荷の低いウォーキングと言い換えることもできそうです。
たしかに前傾姿勢は、自転車を効率的に速く走らせることができますが、ゆっくり景色を楽しんだり、のんびりポタリングする用途なら前傾姿勢ができるだけ弱いほうがメリットが大きくなります。
前傾姿勢でなくても、軽量な車体と、細くて性能の良いホイールセットを装着した本格的な自転車であれば、じゅうぶん軽快に走らせることができます。
ミヤタ(MIYATA) シングルスピード フリーダムLEG
ミヤタ(MIYATA) シングルスピード フリーダムLEG 48cm
ロードバイクやクロスバイクなどと同じ700cのホイールに、アップハンドル(ノースロードバー)を装着、クラシックな雰囲気もよいですね。
見ての通りサドルとハンドルの高さは同じくらいになるので、ママチャリと同じ感覚にはなりませんが、ハンドルが手前にある分、楽な姿勢で乗ることができます。
重量は11.5kg(48cm)それでも、一般的なシティサイクルより6~8kgは軽量。
ギアなし(シングルスピード)なので、めんどうなギア調整がなく、見た目スッキリ、シンプルでかっこいい。クロスバイクの24段ギアなんて一般用途では無駄な重りでしかない。
ヴェロ ミシュラン パリ-ボルドー
タイヤのミシュランが作った拘りの自転車、VÉLO MICHELINのシティバイク。
アップハンドルと、後輪に7段ギアを装備。重量は11.8kg(S/M)。
楽な姿勢を作り出す専用設計のアップハンドル(ノースロードバー)で、ゆっくりマイペースな走りを楽しめます。
さらに、ハンドルはひっくり返せば、前傾姿勢のちょっとしたスポーツ走行も楽しめるのがウリのひとつ。
アップハンドル
一般的なクロスバイクはMTBに最適なフラットバーハンドルが装着されているので、シティユースには、やや向かないハンドルが装着されています。
フラットバーは手首を内側に捻った状態で持つ必要があり、実はこれも腕が疲れる原因のひとつと言われています。
ママチャリでは、トンボハンドルなんて言われていますが、ほとんど見かけませんよね。
上記した、フリーダムLEGや、パリ-ボルドーのようなアップハンドルであれば、手首も自然な形でポジションを取ることができます。
今から、クロスバイク等のスポーツ自転車を検討している人は、いろいろな自転車に試乗してみることをオススメします。
日東 プロムナードバー B602AA
幅が広いのでゆっくり運転してもハンドリングが安定しやすい日東のプロムナードバー。メジャーな日東製。
日東 セミドロップ(プロムナード)バー B307AA
ロードバイクのドロップハンドルなみに幅がコンパクト。狭い道でのすれ違いや駐輪の際に余裕が生まれる。
ズーム カモメハンドルバー NR-AL9
カメモの翼に似た形のカモメハンドル。デザイン性だけでなく使いかっても良い。