クロスバイクなどのスポーツ自転車に乗るときに最適なバッグにメッセンジャーバッグがあります。
通常の斜めがけバッグと違い、クロスストラップで3点止めできるメッセンジャーバッグは、前傾姿勢になるスポーツ自転車に乗っていてもバッグがずり落ちることがありません。
中でも、TIMBUK2というメーカーは、もともとバイクメッセンジャーだった人物が作り上げたバッグ会社で、今でも米国のメッセンジャーバッグカテゴリーの売上げはトップクラスを誇ります。
本格的なメッセンジャーバッグである定番のクラシックメッセンジャーバッグは、Sサイズでも収容力抜群でとても人気なのですが、普段使いとしてはやや大きく感じてしまう面もあるかもしれません。
そこで、今回は、正統派メッセンジャーバッグのクラシックメッセンジャーバッグ(S)と、シティユース用に設計されたカタパルト・スリングメッセンジャーバッグを比較してみたいと思います。
クラシックメッセンジャーバッグ(S)
[ティンバック2] TIMBUK2 バッグ Classic Messenger S クラシックメッセンジャー 116-2-2000 Black
サイズ:高さ27cm×トップ幅41cm×ボトム幅35cm×奥行き13cm
日常的に使う用途ならMサイズよりSサイズがちょうど良いサイズと言えます。
Sサイズでも、パソコン用の収納スペースに13インチMacbookAirをすっぽりと収めることができます。
このバッグは奥行きが13cmもあるので、見た目よりかなりの収容力を発揮します。
TIMBUK2には、カメラ用に仕切りのついたバッグもラインナップにありますが、こちらのクラシックメッセンジャーでも一眼レフカメラを一式持ち運ぶことができそうです。
また、アウター1枚程度らくらくに入るので、気温が変化しやすい季節のツーリングにも重宝します。
かんたんな一泊旅行程度の荷物は入れることができそうです。
強力な収容力を誇る13cmの奥行きですが、普段あまりモノを入れない人にとっては、いつもバッグがスカスカで、例えば本1冊程度を運搬するとなると収まりが悪く感じるかもしれません。
ちなみに、ぼくがクロスバイクに乗るときのバッグの中身は、ライトが入ったポーチと、かんたんな工具が入ったポーチの2点だけか、たまに本数冊もしくはMacbookAirが入る程度なので、ぼく的には毎日使うバッグにしてはやや大きいかなと思います。
デザイン
縦に3枚の布を合わせたデザインで、カラーによって素材や色に違いがあり、なかなかお洒落です。
せっかくなので、異素材やカラフルなカラーを選ぶのがよいと思います。
また、一部のカラーには耐久性の高いインビスタ社のコーデュラナイロンが使用されているので、色よりも素材を優先するという選択もあります(色ごとの素材については、TIMBUK2公式サイトに詳しい)。
大きめの肩パッドがちょっと子供っぽく感じるかも。
バッグ裏面にさりげなく持ち手がついているので、置いたバッグをちょっと持ち上げる時に重宝します。
カタパルト・スリングメッセンジャーバッグ(M)
[ティンバック2] TIMBUK2 CATAPULT MESSENGER M 744-4-2001 ブラック
サイズ:高さ28cm×トップ幅43.5cm×ボトム幅33.5cm×奥行き7cm
こちらにはSサイズがなく、クラシックメッセンジャーバッグ(S)より小さいのにMサイズになります。
13インチのノートパソコンが収納できる薄型のメッセンジャーバッグ。実力よりも小ぶりに見えるのでボディバッグのようにも感じます。
フラップはマジックテープで固定。フラップを使わずに背中のファスナーから全ての収納にアクセス可能なので、ところかまわずマジックテープをバリバリさせずに済みます。
ノートパソコン以外の取り出しにはファスナーで十分だと思います。
一般的な本なら5、6冊入るので意外に収容力があります。またA4用紙もそのまま入ります。
タブレット用のポケットは旧ipadがちょうど入るサイズで、ノートパソコンは一番大きい収納に入れます。
デザイン
横長の逆台形のフォルムは、背負うと身体にぴったりとフィットし、腕の動きをじゃましません。
3点止め用のクロスストラップを、装着せずともずれにくいので場合によっては必要ないかもしれません(クロスストラップは付属します)。
肩パッドはストラップ裏面だけに装着するタイプでスタイリッシュです。
こちらも背中に持ち手があるので、ちょっとした時に便利です。
おしまい
TIMBUK2のメッセンジャーバッグは自転車乗りに最適なバッグですが、自転車に乗らない日も毎日使いたい機能性の高いバッグです。
ここまで機能的なバッグメーカーとしては、定価もけっこう買いやすい価格ですし、色によってはさらにセール品が見つかったりしますよ。
ぜひ、一度お試しください。