今年で新型のデュラエースから始まった、アルテグラ、105のモデルチェンジが一通り出揃いました。
つまり、ぼくの2016モデルのロードバイクTCR0は、めでたく旧105になったわけ。
で、TCR0は105仕様と言っても105のフルセットではなく、コストダウンのためか、クランクやブレーキは105ではないのです(細かく言うとBBなんかも)。
つまり、ひとまず、最低限105グレードでロードバイクを手に入れられるコスパに優れたモデルで、そのまま乗るもよし、後からフル105にアップグレードするもよし、といった感じのモデル。
なので、ぼくも購入してから2年間どこも変えずに乗っていました。あまり良い評判を聞かないテクトロ製ブレーキも、入門ロードバイクのテクトロブレーキとは型番が異なるためか、軽いサイクリング程度の使用では特に問題ない印象でした(軽いサイクリング目的なのに105にした理由は購入時の割引が大きかったから)。
とは言え、105まで新型が出揃った今、いいかげん105以上のブレーキ、クランクを手に入れておかないと、特に旧105パーツの場合は入手困難になる恐れもあるため、急遽、ブレーキとクランクを購入しようと思う。
※こちらの記事は個人の体験記です。コンポーネントの正確な互換性については、メーカーサイト、あるいは専門ショップ等にてご確認ください
新型105(R7000)との互換性
ロードバイクのコンポーネントを交換するのは初めてなので調べてみたら、105などのグループセットが新型になっても互換さえ合えば、それらの新型と旧式のパーツを組み合わせて使うことは可能だそう。
つまり、互換性に問題がないなら、わざわざ旧式で揃えるより、部分的にも新型を取りいれていったほうが良さそうだよね。
ブレーキは新型で!しかもアルテグラ(R8000)にアップグレード
ところで、自転車やそのパーツは、素人には整備が難しいと言うか、リスクがあるので、リアルショップで購入するのが安全確実なのですが、ぼくはコスパの鬼なのでネット購入の割合が多くなります。
そのため、頼りは信憑性に不安のあるものを含めたネット情報、そして、メーカー等への問い合わせです。
で今回、思ったのがシマノのサイトってなんか海外サイトっぽいし、英語ばっかりでわかりにくいってこと(本当に正規のサイトなのかどうかもよくわからない)。
でも、「まあとりあえず互換表確認できたし大丈夫じゃね?」ってことで、ブレーキは新型、しかもアルテグラ(R8000)にしてみた。
理由は、価格差が3000円だったことと、アルテグラにはブースターが付いているという点。
これが、どっちもブースターあり、あるいは、どっちも付いてない、っていうのであれば105にしたと思う。ブースターが付いていることでブレーキング時にブレーキアームがたわみにくくなると思うので重要な気がする。
ぼくの場合、車も、自転車も、気に入ったモノを、手を入れながら永く所有することに価値を置くタイプの人間なので、3000円程度の差であれば良い方にしようと言う気になります(よくある中間グレードを買わせる戦略に乗せられただけ)。
それに、わざわざ少なくないお金を出すなら、いまさら105で揃えてもおもしろくないよね。
クランクセットの互換は微妙だわ
次にクランク。おっと残念、新型はフロントディレーラーも一緒に交換しないとダメみたい。
しかも、新規格のエンド幅142mmのディスクブレーキに互換させる為、アウターとインナーのチェーンリングの幅が変わっているとか。これって、今まで同様のキャリパーブレーキのロードバイクにとっては改悪なんじゃない??
まあ、ネットの情報では詳しい仕様まではよくわからなかったし、目視では違いがわからないと言っている自転車屋さんもいるし、改悪とまでは言えないのかもしれない。
ただ、TCR0に付けるならディスクブレーキ互換してない旧モデルのほうが良い気がするし、フロントディレーラーの費用まで負担して改悪要素があるなら、だんぜん旧型がいいよね。そーなると、なくなる前に手に入れないと。
105フルセットでないからこそのメリット
ロードバイクの完成車を買う時、105仕様であればTCR0のような一部に非105パーツが使われているモデルより、全て105で組まれたモデルの方が良いと思われがちだけど、実はそうとも言い切れない。
例えば、ブレーキなら、105より上位グレードのアルテグラやデュラエースに交換したり、購入するタイミング(新製品の発売時期)によっては、今回のぼくの様にブレーキだけ新型に換装なんて可能性も(どれも互換性に注意)。
それは、クランクも同じ。そして、クランクにはもうひとつ大きなメリットとして、クランクのサイズを自分好みに変更できることがあげられる。
クランクのサイズと言うのは、クランクセットに付属するチェーンリングの歯数と、クランク長のこと。
歯数でいえば、コンパクト、セミコンパクト、ノーマルから選ぶ。
初心者やクライマーならコンパクト、バランスがいいのがセミコンパクト、プロレベルの人、あるいは、見た目重視なら一番チェーンリングが大きいノーマルクランクって感じかな。
旧アルテグラ(6800)のノーマルクランクを購入
最初は旧105のセミコンパクトをあらゆるサイトで探したんだけど、どうやら売り切れたっぽいので、生意気にも旧アルテグラ(6800)のノーマルクランクを購入した。
ブレーキを買う時は、「どーせ変えるならアルテグラっしょ」って感じで、アルテグラの新型を選んだぼくですが、クランクは価格差が大きいので即あきらめて105から選んでいたんですが、たまたまその時、旧アルテグラのノーマルクランクだけ安い価格だったので、「もう見た目かっこいいしノーマルでええわ!」って気持ちで購入ボタンをポチーっと(クランク長は希望通りで、105クランクより+3000円でGET)。
後で、ノーマルクランクとリアのスプロケットとのギア比を計算してみたところ、重いギアは使いきれないとしても、ぼくはのんびり街中を流すことが多いので、普段使っているクロスバイクのギア比と比較してみても、インナーのギア比がちょうどいい感じだと思いました(クロスバイクのフロントトリプルのセンター38T、アルテグラのノーマルクランクのインナー39T)。
あと、スプロケットがワイドレシオなので、コンパクトクランクxクロスレシオとほとんど同じ軽いギア比もあるのでヒルクライムもイケると思う。
最後に
とりあえず、新型アルテグラのキャリパーブレーキ一式、旧アルテグラのノーマルクランクセットを揃えてほっと一安心。
これで、ぼくのTCR0はよくある105アルテグラミックス(5800x6800xR8000)のロードバイクに生まれ変わるはず。
嬉しい反面、さらに盗まれやすいロードバイクになってしまう不安も。というか、TCR0を買った時に犯したミス(気軽に街乗りできない)を繰り返してしまいました。本当にバカ。。。
ちなみに、購入しただけでまだ取り付けはしていません。クランクのチェーンリング大きくなるから、チェーン長も変わるんだろうな。。。
※こちらの記事は個人の体験記です。コンポーネントの正確な互換性については、メーカーサイト、あるいは専門ショップ等にてご確認ください