超コンパクトな折りたたみ自転車として人気のルノー「ULTRA LIGHT 7」。
久しぶりに販売元ジックのサイトを覗いたら、いつのまにやらウルトラライト7のラインナップが充実してました。
このルノーやダホンの14インチモデルは、普通の自転車に近い感覚でパーツ交換が可能な最小クラスの折りたたみ自転車です。
これ以上のコンパクトさを求めるとA-Bikeがあるけど、こっちは専用パーツだらけなので、自分の乗りやすいようにパーツ交換をしたり、長期的に維持するための部品調達に難があると感じました。
廃盤のルノー クロモリライト8(改)
これは、数年前に販売されていたクロモリ(鉄)フレームのルノーの14インチ折りたたみ自転車(定価6万円くらいだった)。
カラーは贅沢なフルクロームメッキ仕様。オーダーメイドのクロモリロードバイクなんかでは、わざわざお金をだしてメッキ処理する人もいるみたい。
ウルトラライト7より重い8kg台なのに、値段が高い設定(当時の比較)ゆえ人気がなかったのか、Amazonで3万円ちょっとで購入できました。
そもそも、タイヤが小さいと振動や衝撃が大きくなるので、アルミよりも柔らかいと言われるクロモリこそ折りたたみ自転車に向いていると思い、迷わずGET。
6万円でこのクオリティなの?(現行車は知らない)
大人気の◯◯ライトシリーズですが、これら6万円程度で販売している商品の割りに、えっ!?と思う品質でレビューを騒がせています。
いわゆる安物のチャイナパーツを多用した構成と、さらにノーメンテで組むだけ組んで梱包していることに原因があると思います。
段ボールから開封して、折りたたみ状態から自転車モードに変形して運転してみると、とにかくペダルが重い。そしてペダルの回転を止めるとすぐに失速する。。。(ギア比が重いとかタイヤが小さいからとか言うことでなくね)
自分でパーツ交換、特殊な調整ができれば、いい自転車に仕上がるポテンシャルはあるけど、組むだけ、乗るだけ、の人にはどうなんだろうか。。
リアホイール(フリーハブ)が回らない
本来、ペダルを回すのを止めると後輪が空転するはずなのに、これがゴッリゴリで回らない。
このシリーズを購入した人のレビューやブログを見ると他の人たちも回らないみたいで、自分のだけ不良品ってことではなさそう。
でもさ、こんなのホームセンターで1万円で買えるママチャリでもあり得ないよね。実店舗だって、安いママチャリのハブをいちいち調整してるとは思えないけど。
まあ、リアハブを分解して玉あたり調整を行えば良いだけと言えばそうですが、これができる人は自転車(メンテ)好きの人だけです。
チェーンラインが酷すぎる
↑改善後(クロモリライト8の場合はこれが限界)
A-Bikeに比べたら、普通の自転車に近い構成の◯◯ライトシリーズですが、エンド幅(リアハブ)はちょっと特殊で(狭い)、それに伴い後輪のギアが内側に入っているため、チェーンラインがかなり斜めです。
さらにコンパクトな折りたたみ自転車であるがゆえ、ペダル側ギアと後ギアまでのチェーン間は短く、よりチェーンラインが斜めであることを許容できない設計。
そこで、ウルトラライト7では、チェーンリングをひっくり返して裏側に付け変えることで、チェーンラインを無理やり調整する方法を実践している人が多くいました。
でも、表面にチェーンリングが無くなった状態は見ためが悪いので、表にバッシュガード(ギアガード)を装着するなどしたほうが様になると思う。
ただ、クロモリライト8で同じことをやろうとすると、フレーム設計が違うため、チェーンステーとチェーンリングが接触してだめでした。
現在は、クランクをシマノのAlfineに交換して、ロングのボルトとスペーサーを使って、チェーンリングをフレーム手前までオフセットしチェーンラインを揃えています。
Alfineは手前がギアガードタイプのシングルクランクなので、もともとギアは内側。見ためを損なうことがない。
ハンドルやシートピラーが黒なので本当はクランクも黒が良かったけど、ヤフオクで安かった時に、とりあえず買っておいたパーツなのでいたしかたなし。
今度、クロスバイクに取り付けてたコンパクトなブルホーンが転がっているので、そのうち取り付けてみようかな。。。
コメント
はじめまして。私も同じものを中古で買いました。買う前にこちらのブログを拝見しておけばよかったと後悔しています。チェーンラインがほんとに酷いですね。さらに折り畳みロック部分蝶番のガタがあり悲惨な状態です。
ある自転車販売店の人から、設計不良では?と言われました。