GIANTの2020年モデルに、ついにドロップハンドルSTI仕様のクロスバイク「ESCAPE R DROP」が登場しました。
公式がついにクロスバイクをドロハン化した状態で売るとは。。。
思うに、コスパ抜群のGIANT様も価格が年々上がってきているし、ロードバイクブームも一旦落ち着いて新車が売れなくなっているみたいなんで、苦肉の策なのかもしれないね。
さて、そんなGIANTのことはさておき、触覚がなくなった新型CLARISのSTIレバーをこの度入手したので、myクロスバイクをドロップハンドル化してみることにしました。
まずはmyクロスバイクのご紹介
2015年のGWにイオンバイクで購入したイオンバイクPBのクロスバイク。
momentum(モーメンタム)というシリーズで、スペックはGIANTのESCAPE R3並。
中身は、コーダブルームというスポーツバイクを展開するホダカ製。GIANTグループの会社なので、GIANTと同じ工場で作られているとか。
ハンドルをプロムナードバーに交換した時の画像。
他はほぼ初期装備のまま。エントリークラスのクロスバイクではめずらしく、ブラックパーツを多用しているので、ロード系カスタムを進めるのにはありがたい構成。
これで、ホイールのスポークも黒なら完璧だったのに。
こっちは、ハンドルを初期装備に戻した時の画像。メチャ安っぽいハンドルグリップだったので、バーテープ巻きに変えていました。
よく見るとクランクがロードバイク用の2枚ギアのクランク(FC-RS200)に変わっています。
でも、シマノの安いグレードのクランクはコンパクトしかなくて、個人的にはギア比が街乗りに合わず、またすぐに交換することに。
ドロップハンドル化とフロントシングル化
ドロップハンドル(2017年CLARISのSTI)、クランク(ALFINE FC-S501)
ドロップハンドルを装着すると、一気に雰囲気みたいなものがでてくるから不思議。
クランクのギアは、コンパクトクランク(34T-50T)の間を取って42Tのシングルに交換。
フロントディレーラーはチェーン落ち防止のために残しておくことも検討したけど、見ためスッキリさせたかったので撤去。後でシートチューブにチェーンキャッチャーでもつければいいかな。
クロスバイク+ドロップハンドル=グラベルロード?
よく、クロスバイクにドロップハンドルを取り付けても、ロードバイクにはならないと言われていますが、実際に取り付けてみて感じるのは、
これはグラベルロードが一番近い存在なのかなと言うこと。
グラベルロード自体は最近できたカテゴリらしく、かんたんに言えば、軽度のオフロードも走れる走破性を持ったロードバイク(ドロップハンドル)。
グラベルロードとクロスバイクの共通点
太いタイヤが装着できて、泥除けを取り付けできるフレーム設計になっていることや、
オンロードで走るレース機材がベースのロードバイクは繊細でタフさに欠けるけど、グラベルロードとクロスバイクはMTB要素がある故、ロードバイクよりもタフに仕上がっている傾向にあります。
ぼくのクロスバイクは現在、オンロード用のタイヤを装着してるけど、オン、オフ(ロード)兼用のタイヤに履き替えることで、グラベルロード的な遊びを楽しめるんじゃないかと。
ドロップハンドルxフロントシングル化のレビュー
ノーマル状態のクロスバイクと比較して、乗り心地が大きく変化した点は間違いなくドロップハンドルとSTIレバーで行う変速操作に尽きます。
フラットバーも良いところがある、なんて言ってたりしますが、なんだかんだ言ってオンロードを効率的に走るにはドロップハンドルがいいんだな、と改めて実感。
また、普通のロードバイクと違い、街乗り用に組まれたホイールと、太くも細くもない28cのタイヤでの走行は、街乗りでの安定感とスピード感のバランスが良い塩梅で、普通のロードバイクよりもストレスがない。
ブレーキレバーと一体になったシフト操作は、街乗りのストップ&ゴーでも性能を発揮。自転車の変速という動作が、まるで自分の脳と直結して自分の手足を動かすのと同じ感覚になるってのはさすがにいいすぎかな。
クロスバイクのシフターも十分変速しやすい作りだけど、STIの方が一枚上手。
それと、フロントをシングル化したことで変速はリアディレーラーのみになったことも大きい。ギアを上げるか下げるかのシンプルな判断で余計なことをあれこれ考える必要もなく、
ガッチャンと大きく動かすフロント変速をしなくて済むこともライドの快適さに繋がっている。ホビーユースとか、街乗りならフロント変速なんていらないっすね。
これで、このクロスバイクのハンドル交換は計4種類を試したことになるけど(フラットバー、ブルホーン、プロムナードバー、ドロップハンドル)、ドロップハンドルが一番良かったかな。