シティサイクルから、クロスバイク、ロードバイク、と3台の自転車を乗り分けるぼくですが、基本的にどの自転車でもそこそこの距離を走ります。
自宅から10kmも離れてしまえば知らない道が増えますし、車と違って自転車は裏道を走ったほうが最短距離で移動できるので、なおさら道なんて分かるわけがありません。
そんな時に手軽に使えて重宝するのがスマホのマップアプリやナビアプリなのですが、使いすぎるとバッテリーや通信料が気になるし、なにかの拍子にスマホを落としてしまったら悲惨です。
そこで餅は餅屋と言うように、道案内には専用機であるサイクルナビを利用したほうがけっきょくのところスマートに収まります。
知らない道を走るのが大好きなこともあり、最近サイクルナビを購入してみたので、購入したナビと検討したナビを併せてご紹介してみたいと思います。
ベーシックなサイクルナビ(GPSサイコン機能あり)
車のレーダー探知機などで有名なユピテルさんは、車も好きなぼくとしてはおなじみのメーカー。
商品名がナビではなく「GPSマップ」ということで、カーナビのようなナビゲーション機能はありません。目的地と現在地を直線で結んで表示するだけのシンプルな案内なので、後は好きな道を走りましょう。
また、内蔵されたGPSはMAP以外にサイクルコンピューターとしても機能します。基本的な走行距離や速度はもちろん、移動ルートや走行データを記録することができるので、本格的に走りたい人にもおすすめです。
ケイデンスセンサー付のサイクルナビ
カロッツェリアはカーナビで有名なブランドですよね。ぼくも車では「楽ナビ」のお世話になりっぱなしです。
こちらのナビは3Gのsimカードが入っているので、オンラインで情報の取得をしてくれるそうで、2年間は通信料が無料とのこと。
その後は有料でsimを購入するか、機能は制限されますがそのままでも3G通信を使う機能以外は使用し続けることができるようです。
また、付属のセンサーでケイデンス(スピードに切替可能)を測ることができるサイコンとしても機能します。
さらに、「ANT+」対応の市販のセンサーを追加することで「スピード、心拍、パワー」を計測できるようになるので、サイコンとしての機能もけっこう本格的だったりします。
2年後にsimを購入しないと機能が制限されてしまうことが難点ですが、ナビに高機能なサイコンが備わっている製品はあまりないので割り切れれば良い商品だと思います。
超本格的なGPSナビ搭載サイクルコンピューター
ロードバイク乗りとして、予算さえ許せば絶対欲しいガーミンの本格的なGPSナビ搭載サイコン。
最初から「スピード、ケイデンス、心拍」センサーが付属しているので、機能的にも申し分ありません。
高機能なナビに加え、詳細なトレーニングデータ機能を搭載していることから、上級者は好んでガーミンを愛用しているのでしょう。
とはいえ、ライトユーザーでも予算に余裕があれば購入して間違いはありません。おすすめします。ただし、場合によってはクロスバイク本体よりも高額なパーツになりますが。。。
超お買い得?ワンピースのサイクルナビ
人気アニメ「ワンピース」とコラボしたサイクルナビ。一見めちゃくちゃオモチャっぽいのですが、バイクナビを扱っているメーカーのサイクルナビなので、ナビの機能自体はちゃんとしています。
執筆している今(2016/10/2)となっては型が少し古いということと、キャラクターものという理由で、ネットショッピングなどでかなりお安く売られています。まさに今がチャンスで、ぼくも試しにひとつ購入してみました。
また、品切れになると変に価格が高騰するかもしれませんので、とりあえず気になったら手に入れてしまっていいんじゃないでしょうか。
当時の販売価格は39,800円。ゼンリンの地図データを搭載し、音声案内を聞くことができるブルートゥースヘッドセットも付属。またGPSを利用したサイコン機能も搭載されているので1万円以下で買うことができたら、かなりラッキーだと思います。
ただ、マウントが大げさなので、ロードバイクやクロスバイクに取り付けする際には、別の取り付け方を考えたほうがよいかもしれませんね。
ナビを持ってこなかった日のお守りとして
自転車のハンドルにスマホを固定できるシリコン製の簡易的なスマホホルダー。
このペラペラなシリコンホルダーがおすすめな理由は、ライトや予備のチューブと一緒にいつでも携帯できるところです。
サイクルナビが必要ないと思って持ってきていない日に、やっぱりナビを使いたいと思ったら、臨時でスマホをサイクルナビとして代用することができます。
ただし、冒頭にも書きましたがスマホの落下が心配なので、スマホに命綱(ストラップ)を取り付けるなど安全対策は抜かりなくやると安心して利用できそうです。
命綱付き?のスマホホルダー
商品としては、あくまで高い防水性能を備えたスマホケースなのですが、付属のバイクホルダーを使用することで、スマホホルダーとしても機能します。
さらにこの製品は、強度や安全性は不明ですが、付属のネックストラップかアームホルダーをハンドルに巻きつけておくことでスマホの落下を2段構えで防止することができそうな点です。
これらは正規の利用方法ではありませんが、どうしてもスマホが落ちることが心配という人は試してみてはどうでしょうか。
おしまい
ロードバイクやクロスバイクを持っているなら、通いなれた道だけを走るのではなく、時には知らない道を走ることも刺激があって楽しいものです。
そんな時に、サイクルナビがあるとサイクリングに集中できて、より走りを堪能することができます。
スマホは絶対落としたくないという人は、専用のサイクルナビのほうが落下しにくいのでそちらをおすすめします。また、予算的にサイクルナビは導入できないという場合には、命綱を付けた上でスマホホルダーを利用すると良いでしょう。
サイクルナビやスマホ利用の注意点
運転中の端末の操作や画面注視は止めましょう。便利なサイクルナビ(スマホ)を使ったことで、かえって違反してしまったり事故ってしまったら元も子もありません。道交法をしっかり守って安全に利用しましょう。
安全に配慮して使えば、快適なサイクリングに必須のアイテムです。