街中を歩いていると、あきらかにメンテナンスを怠たった騒音を響かせて走る自転車を、よく目にします。
しかし、本格的なクロスバイクを買ったのであれば、きっちりメンテナンスをして乗ることをおすすめします。
とりあえず、自分でできる日常的なメンテナンスに、チェーンの注油と、チェーンの洗浄が上げられます。
オイルや使用環境によってメンテナンスの頻度は違ってきますが、だいたい200km走行で注油。注油4回に1回程度、チェーンの洗浄をすると良いと言われています。
チェーンオイル(チェーンルブ)
本格的なロードバイクまで広く使われているもっともメジャーなチェーンオイルのひとつ。
ぼくが、散歩がてらよく見に行く「サイクルベースあさひ」さんでもよく取り扱われています。
このフィニッシュラインのオイルにはシリーズがたくさんありますが、赤いボトルがもっともベーシックでバランスの取れたオイルとなっています。
注油の前にウェス等で、チェーンの汚れをよく拭いてから塗布します。
チェーンクリーナーツール
チェーンの洗浄は基本、ブラシを使った手洗いになりますが、チェーンのひとコマひとコマの細かい隙間をきれいにするのは、けっこう手間がかかる作業です。
そこで、市販のチェーンクリーナーを利用すると、チェーンを効率的に洗浄することができます。
構造は見ての通りで、回転するブラシを備えたチェーンクリーナーの中に洗浄液を入れ、クリーナーの中にチェーンを通過させることで、チェーンの隅々まで洗浄することが可能です。
車の洗車機のチェーン版と言えば、分かりやすいかもしれません。
ネット通販でチェーンクリーナーを買うと、だいたい数千円~数百円の間から、選ぶことができますが、
ぼくが購入した300円(送料込)で買ったチェーンクリーナーは、ほとんど役に立ちませんでしたので、安すぎる商品はあまりおすすめできません。
PARKTOOL(パークツール) サイクロン CM-5.2
価格と性能のバランスが最高。ブラシがチェーンの内側までしっかり届くので、かなり効率的に洗浄することができます。
また、金属片を集める磁石を備えている点もポイントが高いですね。
補修部品として、「交換ブラシセット」が用意されているので、大切に使っていえば、ランニングコストも抑えることができますね。
AZ(エーゼット) 自転車用 チェーン洗浄器 DX
パークツールのサイクロンよりも、手ごろな価格でチェーンクリーナを試してみたい場合には、こちらが候補に上がってくるでしょう。
磁石こそ付いていませんが、内部構造も似通っていて、洗浄能力もなかなかの評判。
場合によっては、パークツールの補修ブラシよりも安く買えてしまう価格なので、一度試してみる価値はありそうです。
チェーンの洗浄液
チェーンクリーナーツールを使う場合も、手作業で洗浄する場合にも、洗浄液が必要になります。
チェーンクリーナーツール自体は、単品売りのほか、洗浄液とのセット売りもあるので、セットで揃えてしまったほうがお得かもしれません。
最後に
チェーンがきれいだとクロスバイクの走りも快適なので、ぜひ習慣にしてもらいたい基本的なメンテナンスです。
ちなみに、チェーンの洗浄をしたら、リアスプロケットやフロントギアの汚れもきれいにしましょうね。
それと、クロスバイクのメンテナンスをする場合は、メンテナンス用に使えるスタンドがあると作業が捗りますよ。