入門用クロスバイクには、シマノのギアパーツ(ディレーラーなど)が装備されていますが、ことクランクに関しては別のメーカーの製品がついていることがよくあります。
本当はパーツ一式をシマノ製、かつ指定された組み合わせで揃えないと、性能を十分に発揮することはむずかしいとされています。
入門クロスの場合は価格を抑えなくてはいけないメーカーさんの事情もあり、クランクはコストカットの対象に選ばれてしまうのでしょうね。
だからと言って、後からクランクだけ交換すると言うのも、実はかんたんではないようです。
なぜなら、クランクだけでなくシマノ推奨のディレーラーやボトムブラケットへの交換まで必要になってくるからです。
とは言え、シマノのクランクは見た目もかっこいいのでちょっと見ていきましょう。
シマノ クランク アルタス
SHIMANO(シマノ) クランクセット ガードなし 170mm/48-38-28T ALTUS FC-M311 ブラック
入門クロスバイクのリアディレーラーに多く採用されているALTUSのクランクセットはこんな感じです。
チェーンガードのない、むき出しのチェーンリングは不便ですけどやっぱりカッコイイ。
シマノ クランク FC-M171
SHIMANO(シマノ) FC-M171 フロントチェーンホイール 28X38X48T LLG 170mm ブラック チェーンガード付
入門クロスバイクのGIOS MISTRALにも採用されているSHIMANO FC-M171クランクセット(画像はチェーンガードあり)。
グレード名はわかりませんが、入門クロスバイクによく採用されているフロントディレーラー「FD-M191」と組み合わせて使われているようです。
見た目も、ぼくのmomentum Z-3Airのクランクにそっくりです。
シマノ クランク アセラ
SHIMANO(シマノ) ACERA FC-M361 クランクセット<42-32-22T/ブラック/ガードなし> 170mm
こちらは、ALTUSのひとつ上のグレードACERAのクランクセットもなかなかかっこいいですね。
ちなみに、ALTUSもACERAもMTB系のグレード。フロントギア3枚のクロスバイクは、自動的にMTBパーツなのです。
GIOS MISTRAL
クロスバイク 2016年モデル GIOS ジオス MISTRAL ミストラル ジオスブルー
クロスバイクが価格高騰にさらされている中、今でも5万円台で買える人気の入門クロスバイクGIOS MISTRALは、クランクだけでなくホイールまでもSHIMANO製品が採用されているから、けっこうお得感がありますよね。
でも、前後のギアパーツをALTUSで揃えるというところまではいかなかった様です。
それでもSHIMANOパーツが多く使われているので、まずまず良いんじゃないでしょうか。
ロードバイク用クランク(クラリス)
シマノ クラリス FC-2450 46-34T チェーンガード付 コンパクトクランクセット シルバー/170cm
ロードバイク用のクランクのほうが、スタイリッシュでかっこいいですね。クランクの中心から伸びた足(スパイダー)の数もMTB用とは異なります。
しかし、ロード用のクランクに交換するとなるとギア周りのパーツを全交換という事態になりかねません。
本来、舗装道路でギアを効率的に使うならロード用コンポーネントのほうが有利なんですけどね。
とはいえ、クロスバイクを適当に乗り回すくらいならもったいない装備かな。
おしまい
クランクを含めてシマノ製パーツを採用したクロスバイクも、ちょっと予算を上げれば選べるようになるので、こだわりたい方は最初からそういったバイクを選んだほうが幸せになれそうですね。
もうクロスバイクを買っちゃったし、今からでもクランクを交換したいと言う場合は、自転車屋さんに相談してみてください。