ロバート・シャインフェルド氏の著作は、ぼくが読んできたビジネス書とか実用書と言われるジャンルの本の中でも、もっとも優れた本ばかりだと思う。
ぼくが読んできた経験で言えば(500冊くらい?)、とびきりユニーク(他にはない)な内容だと思う。
初めて彼の著作を読んだ時、ぼくは「今まで学んできた本には、そんなことはどこにも書いてなかった。これが欠けていたから、うまくいかなかったのか」と思いました。
欠けていた情報とは何か?それはひとまず置いといて、ロバート・シャインフェルド氏の著作をご紹介していきましょう。
なにが起こっても、「絶対幸せ」でいる法
人間が望む願望とは、つきつめると感情です。
欲しい環境やモノを手に入れることも、大好きな人を愛することも、すべては、それらによって手に入る感情(幸せ)を得たいということ。
著者は、感情にネガティブもポジティブもないと言います。
で、彼のすごいとこは、自身の主張を分かりやすく、しかも実践的な方法で、読み手が実体験するところまで導いてくれる点です。
この本は、物質的になにかを手に入れる方法を説いた本ではありません。
何かを手に入れることで得る幸せよりも、不幸の不在によって幸せに至る、ということを理解できるでしょう。
ビジネスゲームから自由になる法
タイトルだけ見ると、ビジネスに関する本かと思ってしまいますが、実際はビジネスとはあまり関係がありません。
言わば「人生というストレスだらけのゲームから自由になる法」と言えばいいでしょうか。
先ほど紹介した「なにが起こっても、絶対幸せでいる法」は、著者があえて、すぐに読めるかんたんなものにして、できるだけ多くの人に読んでもらい、理解しやすいものとしました。
こちらの「ビジネスゲームから自由になる法」は、また別の切り口で新たな秘密を知ることができるでしょう。
内容は、十分にして読みやすい量に抑えてあるので、読むのが大変ということはないでしょう。
どちらから読み始めてもかまいませんが、どちらか1冊を読んで気に入ったら、もう1冊読んでみましょう。
ちなみに「ザ・マネーゲームから脱出する法」という本は、本書「ビジネスゲームから自由になる法」と内容がかなり似ているので購入する際には気をつけましょう。
第11番目の鍵
これまで紹介した本は、現実の世界でなにかを手に入れるための具体的な方法は教えてくれません。
感情や幸せについて十分に理解し体験した後こそ、願望実現について学ぶ時期として最適であると言えるかもしれません。
この第11番目の鍵(The 11th Element)では、ロバート・シャインフェルド氏がこれまで実践してきた願望実現のための具体的な方法を知ることができます。
この本は、自分の望むことを「紙に書く」ことで願いを叶える方法を解説しているので「思考は現実化する」と同じようなものと思われるかもしれません。
しかし、この本は実にユニークで、ただ紙に願望を書くのではなく、自分のために働いてくれる目には見えない世界の「インナーCEO(最高経営責任者)」にお願いをするというスタンスをとります(願望を宣言するだけでは無意味)。
一見、バカバカしいとか、ちょっと気持悪い、と感じるかもしれないけど、
本書をよく読めば、論理的にも効果があるやり方だということが、わかってくるはず。
また、誰しも願い事をするという行為には馴染みがあると思うけど、願いごとを実際に実現するためには、こういったやり方をしたほうがいいのではないのかな。
まとめ
現実世界で○○を手に入れたい、と言った、一般的に考えられている幸せというのは、本当の幸せの中では、ほんの一部分でしかなく、それだけでは幸せであり続けることは難しいのかもしれません。
今回は、願望実現と、幸せの本質である感情について、それぞれ、ロバート・シャインフェルド氏の本を紹介しました。
どれから読めばいいのかは、人それぞれだと思います。とりあえず、直感に従ってみるのもいいのかもしれません。