夢をかなえるゾウ以外におすすめの水野敬也作品まとめ

犬と猫

誰かに「自己啓発、成功法則関連で初心者におすすめしたい本は?」と聞かれたら、とりあえず「夢をかなえるゾウ」シリーズを上げると思います。

著者の水野敬也さんは、処女作が「ウケる技術」というタイトルだけあって、まじめになりがちな成功法則本を、めちゃくちゃおもしろく表現する技術をお持ちの方です。また、最後にはしっかり感動させてくれたりします。

また、水野敬也さんの本には成功者の言葉が多く登場しますが、これは彼の本がただの情報の寄せ集めを意味するわけではありません。

実際は水野敬也さん自身が実体験で得た多くの学びが反映されていて、さらなる説得力を付加するために後付的に成功者の言葉を探しているのだそうです。

また、彼のブログ(ウケる日記)と合わせて著作を読むことで、いたるところに元ネタらしき共通点を伺い知ることができますよ。

そんなわけで、今回は夢をかなえるゾウを読んだら、他にもおもしろい作品揃いの水野敬也さんの作品をご紹介したいと思います。

LOVE理論

LOVE理論

夢をかなえるゾウもドラマ化されましたが、こちらのLOVE理論もスペシャルドラマに始まり、連続ドラマにもなりました。

もうすでに読んでいるかもしれませんが、一応ご説明していきましょう。

夢をかなえるゾウは、文字通り夢をかなえることをテーマにした本ですが、こちらの本はその恋愛ヴァージョンとも言える双子のような本だと思います。

文体は「夢ゾウ」と違い小説ではなく、恋愛体育教師である水野愛也が読み手に語りかけてくるスタイル。愛也さんのキャラがまたまたすごい。

でも、ドラマ版の愛也さんとはまた違ったキャラなので、ぼくは原作の愛也さんが好きです。

最後のエピソードはとても勇気が貰える内容で今でもたまに思い出します。この本は恋愛の本ですが、仕事でもなんにでも応用できる教えだと思います。

大金星

大金星

大金星は言ってみればLOVE理論の夢ゾウ版と言えばいいでしょうか。

まったくモテない大学生が、ある日出会った西郷隆盛似の男にモテる技術を教えてもらうというストーリー。

著者自身の大学生活は、あらゆる恋愛本を読破し、モテのために全てを費やしたそうですが、

この本はその数年間の象徴的な出来事を丸ごと1冊に凝縮したような、フィクションですが実体験のようなリアルなエピソードは興味深く、一読の価値はあると思います。

四つ話のクローバー

タイトルの通り、4つの短編集。

短いストーリーはどれも余分なものがなく、重要なメッセージが象徴的に詰まっています。

最初のストーリーでは、成功について極めてシンプルな答えを知ることができます。

ふたつめのストーリでは、幸せとは欲を満たしていくことなのか、それとも現状に感謝することで得られるものなのか、そんなテーマで物語が進行します。

他にも、他人に共感する効用、人生や生死について、どれも平易な表現で綴られており、お子さんでも楽しめそうなお話ばかりです。

それに、相変わらずおもしろい小ネタがちりばめられているので、非常に読みやすい作品に仕上がっています。

それでも僕は夢を見る

夫婦の一生を振り子で描いたパラパラ漫画で話題になった鉄拳さんとの共著作品第1段がこちらの作品。

鉄拳さんのイラストを多く使用したサクッと読める本となっています。

夢を見ること、ただ普通に生きることのすばらしさ、毎日が奇跡であることに気付かせてくれます。

ほんとにすぐ読めるので本棚にさしておいて、不安になった時などにさらっと読めば元気がでるのではないでしょうか。

あなたの物語

鉄拳コラボ第2弾。

最後まで読むとまさかのラストがあります。ネットでレビューを読んでしまうと、つまらなくなってしまう可能性があります。

競争社会の中で自信を失ってしまいがちな時、あたらめて自分に秘められた価値や才能に気付かせてくれます。

また、ぼくらは人生をめいっぱい楽しむ必要があることを教えてくれます。

もしも悩みがなかったら

鉄拳コラボ第3弾です。

水野敬也氏お得意の不思議キャラが冴えない主人公にアドバイスをするという伝統のスタイルですが、鉄拳氏とコラボ作品なので、イラストが多く楽に読み進むことができます。

キャラの特徴がちょっと夢ゾウ2に出てきた貧乏神の幸子さんに通じるものがありますし、「ちょっとこのパターンはもういいかな、、、」と感じてしまう水野マニアはいるかもしれませんが、ラストは思わず感動してしまいました。

「言われてみれば確かにそうだよね」って感じでメッセージに共感しやすいのが、彼の作品の特徴かもしれません。

たった一通の手紙が、人生を変える

水野敬也さんの著作としては、全体と通してまじめな雰囲気で手紙(メール)の書き方を指南してくれます。

テーマこそ手紙となっていますが、かしこまった文章の形式の説明はほとんどなく、気持ちを伝えること、喜ばせること、感動させること、の技術に集約されているので、文章全般に応用できる本になっていると思います。

言わば、水野敬也さんの魅力的な文章の秘密を直伝してくれる本なので、ブロガーさんなど、文章を書く人にもオススメです。

感謝の手紙や、謝罪の手紙、ラブレターから、遺書まで、ケースバイケースにおいて、例文付きで丁寧に解説してくれる内容で、すぐに自分の人生に生かすことができると思います。

サバイバル・ウェディング

この本は、水野敬也さんの愛弟子とも言える文響社(水野敬也さんの出版社)の編集兼著者をされている大橋弘祐さんが書かれた本です。

処女作ということもあり、思いっきり水野敬也さんテイストの本に仕上がっているので、とりあえず夢ゾウシリーズが気にいった方なら楽しめるのではないでしょうか。

アラサー女性の婚活をテーマに、ブランド好きのドS上司(男性)がアドバイスをしてラストには結婚?というストーリが描かれています。

特筆すべきは、ドS上司の教えに含まれる成功者のエピソードがすべて、エルメスなどのハイブランドに関連したことである点です。

読後には、ハイブランドのうんちくが語れるようになっているので男性にもおすすめ。ブランド好きの彼女に「え!?そんなことも知らんの?」とドヤ顔で語ることができますよ。

おしまい

「夢をかなえるゾウ」シリーズを見る(Amazon.co.jp)

今回、「夢をかなえるゾウ」シリーズについてはご紹介を省略しましたが、まだ3巻全てを読んでいない方は、どれを読んでもおもしろいのでコンプリートしてみるといいと思います。

夢ゾウは、どれから読み始めても問題なく楽しめますが、一部のネタはシリーズを順に読んでないとニヤニヤできませんのでご注意を。

こんな記事を書いていたら、ぼくも験担ぎにガネーシャ像が欲しくなってきました。

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